日本再興戦略を確認(その3)-開廃業率の推移-

神奈川県横浜市の経営コンサルティング会社 ブレイブコンサルティングの代表です。

おはようございます。本日横浜は曇り時々雨の予報です。ジメジメとした気候になりそうですね。本日は岐阜まで終日出張です。

さて、日本再興戦略では、「開業率・廃業率を10%以上とする(現状8%)」ことが成果目標として掲げられています(前回ブログを参照下さい)。開業率・廃業率の統計で最も一般的な総務省のその推移を確認すると以下の通りです(平成19年版中小企業白書より抜粋)。直近は2001年~2004年しかありませんが、約6%の廃業率に対して、約4%の開業率となっています。1990年頃に廃業率が開業率を上回ってからこの傾向から抜け切れておりません。

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成果目標の現状8%の数字は総務省以外の数字なのかもしれませんが、中小企業白書の他の統計でもそこまで高い数字は見当たらず、数字の妥当性を確認することはできませんでした。

ただ、目標として開業率だけでなく廃業率も10%以上とするというのは若干驚きです。日本再興戦略の本文52ページに、たった4行ですが「新陳代謝の促進」として説明されています。

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②中小企業・小規模事業者の新陳代謝の促進
我が国の起業・創業を大幅に増加させ、開業率が廃業率を上回る状態にし、開業率・廃業率が米国・英国レベル(10%台)になることを目指すとともに、経営者の高齢化・後継者難が一層深刻化する中で、経営者の世代交代、親族外への事業承継等による有用な経営資源を移転促進することより、中小企業・小規模事業者の新陳代謝を促進する。
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事業承継の一手段としてM&Aの活用を促進すると捉えることができます。大企業は色々な業種で再編淘汰が進んでいますが、中小企業ではまだM&Aは一般的とはいえません。今後、中小企業でもM&Aが一般的になるような施策を打ち出してくるのでしょうか。

それでは本日も頑張っていきましょう。