日本再興戦略を確認(その1)

神奈川県横浜市の経営コンサルティング会社 ブレイブコンサルティングの代表です。

おはようございます。本日も横浜は晴れ、最高気温は34度が予想されています。昨日から2日間は外出の予定を入れずにどこか出かけようとも考えておりましたが、たまった仕事を少しずつこなしています。

本日は、改めて安倍内閣の成長戦略についてです。今年の6月14日に閣議決定された成長戦略ですが、当方も新聞の情報程度しかなかったため本ブログにて何回かにわけて遅ればせながら確認してみたいと思います。

安倍内閣の成長戦略の名前は「日本再興戦略」と命名されています。3本の矢の第三の矢として位置づけられています。

戦略目標として「今後10年間の平均で、名目GDP3%程度、実質GDP2%程度の実現」が掲げられ、その結果として「10年後の一人当たり名目国民総所得(GNI)が150万円以上拡大が期待される」としています。

sanbon

 

<出所:新たな成長戦略 ~「日本再興戦略-JAPAN is BACK-」を策定!~>
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/seicho_senryaku2013.html

実質GDPの目標としては「10年間の平均で2%程度」という数値は、先日のブログで投稿した「1991年~2012年度の平均0.9%」は上回るが、「1974~90年度の平均4.2%」までは届かないという数値目標です。

1990年後半からリーマンショック前までは2%前後の成長率を達成していましたから決して無理な数字ではなさそうですが、チャレンジングな数字ともいえない堅実的な数字の感じがしますね。

で、次にそれに続く「結果として名目国民総所得(名目GNI)が150万円以上拡大が期待される」という点を確認しておきます。

三面等価の原則から「生産」=「支出」=「所得」なので名目国内総生産(名目GDP)が今後年平均3%伸びた場合、2012年度の名目GDPが約480兆円(出所はこちら)なので2022年度には645兆円まで増加することになります。

一方、人口は減少傾向にあり、2012年度が1億2800万人、10年後は1億2400万人と推定されているため(出所はこちら)、それを元に一人当たり名目GNIを計算すると2012年度が375万円→2022年度が520万円と145万円の増加となり、目標値の「150万円」と凡そ一致します(当方でも試算できるわけですから合致するのは当然ですね)。

ただ、GNIは企業など経済活動を行うあらゆる主体の所得の合計であり、その伸びが給与などを通じてそのまま「国民の平均所得」の増加につながるわけではないという点は注意しておきたいと思います。日本の企業活動、経済活動全体として活性化するというイメージをもっておくとよいと思います。

参考までに一人当たり名目GNIの推移を確認しておくと以下の通りです。10年後の520万円という数字の高さが認識できるかと思います。

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<出所:【図解・経済】1人当たり国民総所得(GNI)の推移>
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_gni

それでは本日も頑張っていきましょう。